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	ゼットソー木工通信　１０月号 （vol.38）
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１０月１日から「木づかい推進月間」が始まります。 　十分に生長した国産材を使い、若い木を育てることで、森林が活性化され、よりたくさんのＣＯ２を吸収するようになり、地球温暖化防止に効果があるそうです。また、木のぬくもりや柔らかい感触は日常のストレスを和らげます。 　各地で様々な展示会やフェア等のイベントが催されます。 これを機会に参加されては如何でしょうか。
この「ゼットソー木工通信」はインターネットで配信を申し込まれた方、もで りんユーザー登録で配信を希望された方に月１回のペースでお届けしています。

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今月は以下の内容でお届け致します。
××××××××××××××××【目次】××××××××××××××××

【１】製品特集
　　　　■ゼットソー２６５　誕生秘話　（発売３０周年）
【２】もでりん設計作品
　　　　■秋のガーデニング　プランター集
【３】応募作品
　　　　■オクタゴンガーデンテーブル
　　　　■倉庫棚
【４】のこぎりＱ＆Ａ
　　　　■柄と替刃の互換性について
【５】イベント・展示会情報
　　　　■国際道工具・作業用品ＥＸＰＯ
【６】ホームページ・もでりん情報
　　　　■ホームページ新着情報
　　　　■もでりん最新バージョン

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	1971年のニクソン・ショック、1973年と1979年の2度の石油ショックに日本経済は不況に陥り、わが社も氷河期を迎えることとなりました。 　せっかく製造した製品も在庫に溜まる一方、生産を制限しても一向に在庫は減らず、特にノコギリ製品の落ち込みは、他社との価格的競合に後れを取って不採算商品となり、「製造を中止しようか・・・」という事態にまで追い込まれていました。
	そんな声も聞こえる中、「どうせ生産中止にするなら、最後に『これでもダメなら仕方ない』と言えるノコギリを造ってからにしよう！今まで培った人材と技術と経験がある！」と、気持ちを奮い立たせました。
	この時代のノコギリは両刃が主流で8寸（約240mm）・9寸（約270mm）・尺（約300mm）といった刃渡りが大工さんによく使われていました。 『もっと大工さんに使いやすく好まれるノコギリは作れないものか？』 　そう考えた開発者は、大工さんのニーズを聞くため毎日現場を回り続けたそうです。

	様々な大工さんの意見から丁度良い刃渡りは8寸でも9寸でもない「265mm」でした。この265mmのノコギリに不燃ソーの製造以来、眠っていた衝撃焼入れ機で刃先に焼きを入れ、大工さんが理想とする替刃式ノコギリが出来上がりました。
	発売当初（1982年）のゼットソー２６５ 背金が鉄製でした。
	そんな状況をアルファベットの『Ｚ』（もうあとが無い、もうこれ以上のものは無いという意味）で例え、『ゼットソー』という名をそのノコギリに付けました。 　ゼットソー２６５は完成しましたが、すぐにはあまり売れませんでした。 爆発的なヒット商品となった経過は、次回１１月号で。

	夏の暑さも和らぎ、秋のガーデニングシーズンの始まりです。 今回は当社にある自家製のプランター・プランターボックスを紹介します。 会社で使用するので大きめですが、「もでりん」で材料変換・縮小などして庭やベランダにご使用ください。 もでりん図面データは当社ライフのホームページの木工作品集でダウンロードできます。
	丸太のプランター W740 ×H509 ×D389	八角プランター大 W900 ×H385 ×D900	犬のプランター W1052 ×H335 ×D342
	プランターボックス W760 ×H428 ×D411	六角プランター小 W298 ×H225 ×D258	鳥のプランター W774 ×H595 ×D305

			作者のコメント ○ ソーガイド・エフがなければ八角形の天板を作ろうとは思わなかったでしょう。 昨年購入した農家に放置してあった朽ちかけた石臼をテーブルの足にしました。 ○ 材料は１×４材６枚と２×２角材２本のみで２０００円弱。中央にはこれも放置してあった七輪を置けるようにしました。 当社担当のコメント ○ ソーガイド・エフ（ソーガイド）は、同じ角度で何回も材料を切るには大変便利な道具です。だから部材を台形に切りそろえることができ、完成したものもきれいにできあがっています。 ○ テーブルの中央に七輪を置くアイディアもいいですね。楽しい食事になることでしょう。
	W 1200 ×H 2060 ×D 450

作者のコメント ○ 倉庫の壁と鉄骨柱の隙間に入る棚を今回初めてビスを使わずにダボ継ぎのみで作成しました。２×４で作っている外枠と真ん中の横板は、ダボ継ぎ（木工ボンド）で固定しています。１×４の可動式棚板もダボ継ぎで作成しています。　 ○ もでりんで設計し、木取り図と寸法図を印刷して使用しましたが、寸法図の備考欄にダボ穴を開ける位置をもでりんの距離測定を参考にしながら手書きで書きこみました。簡単な平面図で良いので穴あけ位置を書き込める機能が欲しいです。

		もでりん図	当社担当のコメント ○ ダボ継ぎはダボの位置合わせ（穴あけ）が難しく、正確にしなければ継ぎ目が目立ってしまいますが、きれいな仕上がりとなっています。 棚板のダボ穴がたくさん開けられて棚板の高さが細かく調整でき、「しまりす」さんの工夫が伺えます。　 ○ 穴あけ位置の表示ですが、穴と同じ径の丸棒で代用する方法があります。 丸棒の長さを穴を開ける深さとします。木取り図に丸棒が表示されますが無視しください。
	W 1000 ×H 900 ×D 460
写真をクリックすると拡大写真が見られます。 もでりんデータはライフＨＰの応募作品のページでダウンロードできます。 http://life-diy.com/04_sakuhin_oubo.html

Ｑ:	金属の切断用に岡田金属工業所の「ハイスパイマン」を購入したいと考えています。「ハイスパイマン」の替刃はどの本体でも差し替えて使用することが出来るのででしょうか？
Ａ：	文章で説明するとわかりづらいので下の適合表をご覧ください。
	適合表をクリックすると拡大してご覧頂けます。 また、当社のホームページのカタログにも掲載されています。 http://www.z-saw.co.jp/image/03_support/pdf/cata10s_P2324.pdf

昨年の「TOOL JAPAN」の様子

国際 道工具・作業用品EXPO （ツール ジャパン）には、世界中から農林業・造園・大工に関する道具や作業用品が一堂に集まります。 　ホームセンターや園芸店、金物店などの小売店や、卸売業者はもちろん、生産者や農協、造園業者、工務店などのプロユーザーも多数来場します。 　建築・大工・園芸・農業 関連製品の仕入れ・商談がメインの展示会です。

◇◆◇◆───最後までお読み頂き有りがとうございました。────◆◇◆◇
　次回１１月号は２０１２年１０月下旬頃に、製品特集、もでりん設計作品、読
者応募作品などの内容でお届けする予定です。

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